日本の労働環境は学校教育の段階から作られてるんじゃ?

 
興味深く読んだ。
 
僕が気になったのはここ。
 
基本的に偏差値というのは学力を表すのに向いていないのです。小3レベルの学力の生徒と高3レベルの学力の生徒を比べるとき「偏差値」で比べても何の意味もありませんよね。本当は「習熟度」…つまりどのレベルの段階の学習を理解し終えてるか、という物差しで測らなければならないのです。しかし、未だ日本では「偏差値」を唯一の物差しとして使う風潮が強く、このような混乱を生んでいるわけです。
 
僕の行ってた高校は、県内では一応進学校と認識されている学校でした。
 
確かに習熟度よりも偏差値を重視していました。
というか習熟度なんか聞いたこともねぇ。
 
この偏差値教育のせいで、日本は労働環境も悪くなってるんじゃないですかね。
 
習熟度を重視する価値観が育ってれば、会社に入ってからだって周りとの比較では無く、自分の担当する仕事ができたかどうかで判断するようになるでしょ。
 
それが偏差値っていう、他者ありきの指標を使うことで、仕事でもどれだけ価値を生産したかという絶対値じゃなくて、他人より残業したから偉いみたいな風潮に繋がってるんじゃない?
 
日本の職場では仕事でどれだけの業務を処理したとか、それがどれだけの生産性があるのかとか一切可視化されていないっていうこともあるんだろうけど。
実際どっちの因果関係が先なのかなんかわからないけど。
 
僕は塾とか予備校に行ったことが無いので分からないんだけど、そういうこところは多分、自分の学力を可視化してくれるんだよね。
各教科を単元ごとに細分化して、できる部分できない部分を示して、受験ではどこが出やすいので何を覚えるべきだとか、数学とか物理とかだと、先に理解しておかなければいけないことがあると、それをやったりとかいうのを教えてくれるんだよね。多分。
細分化、可視化、優先付け、進捗チェック等、普通に仕事で必要な考え方ってことでしょ。
 
でも学校じゃあんまりちゃんとそういうことを教わった記憶がない。
真面目に授業を聞いてなかったからなのかもしらんけど。
 
会社入ってからビジネス書とか読んでこういう考え方を知ったので、こういうことを学校で教わりたかったなと思う訳です。
 
結局日本の労働環境ってのは、学校教育の段階から作られてるってことなんじゃないかな。