改めて、趣味を持つことが日本を元気にすることなんじゃないかなという話

このブログで、何度か趣味を持った方が良いと書いてるけど、改めてまとめてみる。

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かなり極端ではあるけど、仕事だけしかしない人とバランスを取れる人の時間の配分を図にしてみた。
 
今の日本の社会は、いろんな理由から多くの人が仕事型の時間配分に近くなってる。
 
働く会社が、競争に勝つために労働時間を延ばさざるを得ないということもあるでしょう。
そうじゃなくても、将来に対する不安から自分から残業したり仕事時間を増やすということもあると思う。
 
趣味に取れる時間はあっても、お金をあまり使わず家で過ごしたりして貯蓄に回したりしてる人も多いでしょう。
 
この状況が続くと、結局自分たちのクビを締めることにしかならない。
 
趣味活動をせず、仕事だけしてる人の消費活動を考えると、食事も衣服も住まいも安い方安い方に向かってしまう。
しかも新しい消費が発生しない。
家→仕事→家の繰り返しで発生する消費なんか、食事とスーツと生活必需品ぐらいしかないでしょ。
そこにしか需要がないから、企業もそこで競争するしかなくて、値段を下げクオリティを上げっていうのを繰り返す。何の消耗戦ですか?レミングスですか?という話。
 
最近の新商品のトレンドだって、生活を豊かにするんではなくて、生活を便利にするものしかないイメージ。
生活を便利にして、いろんなものの時間を短縮して、空いた時間をどうするかというと仕事に充てるみたいな。
レッドブルとかのエナジードリンクが流行ってるけど、それを飲んで頑張るのは何の為?ってなると仕事の為だったり。世間の多くの人が、それだけ無理してでも仕事をしなければいけない状況だから、エナジー系商品が流行るってことなんだろう。
 
僕はそんな窮屈な社会は嫌だ。
もっと余裕がある世の中の方がいい。
というか大体の人はそうだと思う。
 
で、世の中の消費を活発にするには、個人個人が趣味的活動を増やすしかない。
 
趣味なんか何でも良いと思うんだよ。
 
スポーツでも音楽でもグルメでも漫画でも映画でも旅行でも服でも何でも。
 
趣味って言うと堅いから、好きなことって言った方がいいかも。
 
例えば旅行が好きだったら、年に数回はどっか行く程度でも、そこに需要が発生してお金が回る訳です。
音楽なら、CDでもダウンロード販売でも、音楽を購入するよね。演奏するんであれば楽器や楽譜や教室にもお金を使う。
服だって、好きな服を着たら出かけたくなるってもんです。
熱帯魚でも車とかバイクとか裁縫とか油絵とかでも何でも良い。
 
みんなが趣味の活動をするようになれば、そこに需要が発生し供給が必要になり、雇用が発生します。
より広い範囲でお金が回るようになるってことですよ。
 
今って、そもそもの消費のパイも小さいし、更に財布の紐も固い。小さなパイを取り合って、その上紐を無理やり開けさせようとしてる。
値段下げたりサービスを増やしたりして、どんどん企業側の首が締まっていってる。
よく言われるデフレスパイラルですね。
 
そこで、その小さいパイを大きくする為に、もっと多くの人が趣味などの好きなことの為に費やせる時間とお金を増やせるようにすべきだと思う訳です。
上の図の緑の趣味の部分ていうのは、まだあまり人の手が入っていないブルーオーシャンです。
 
ここを耕して成長させることが、日本を元気にすることだと信じています。