お節料理の役割の変化?

年末年始は多少忙しかったのもあって、ブログの更新をサボったままになってしまってた。
 
やっぱり定期的に書かないと、ずっと書かないままになってしまう。
 
そう考えるとやっぱり習慣って大事だな。
 
で、今更ながらお節料理について年末に考えたことがあるので書いてみる。
 
最近はデパートなんかで、お節の販売に力を入れるようになってきた。
 
これだけいろんなところがお節市場に参入して宣伝してるってことはそれだけ需要があるんでしょう。
 
ということを考えてたところで、ネットでお節はやっぱり手作りじゃないと的な意見を見た。
忙しいけど、買ってくるだけのお節では手抜き感があるので多少無理してでも、手作りをするんだ的な内容。
 
まあ気持ちは分かる。
ただお節料理って元々は、縁起の良い食材とかってだけじゃなくて、普段忙しい主婦が新年ぐらいはゆっくりできるようにって、日持ちのする料理だったはず。
ということは仕事をしてたりで忙しい人が、お節を買ってくるというのは間違いではないんじゃないかな。
最近だと年末ぎりぎりまで仕事があるとか珍しくはないし、30日や31日にお節を作るというのはあまり現実的ではないでしょう。お節は時間がかかるものも多いし、年末は他にも色々と忙しいものだし。
 
でも逆に考えると、忙しいからこそお節ぐらいは自分で作るというのかも知れない。
普段の食事が、外食やコンビニだったりするから、新年ぐらいは自分で作るっていう。
 
もしかして、今と昔でお節の機能的な意味が逆転してるのかもね。
 
昔は楽をする為に作ってたお節が(近所の人と担当料理を決めてシェアとかってのも聞いたことあるし、そもそも普段から料理してるから手慣れてるだろうし)、今は普段から料理することも減ってて手慣れていないし、昔の状況よりも大変だからこそあえてお節を手作りするという意識になってるのかも。
 
少なくともお節に対する意識は昔と同じではないと思う。
 
お節は昔からずっとあっても、世の中の方が変わってしまうと、世の中からの見方や接し方が変わるんだろうね。
暗闇で立ち位置の違う3人が同じ象かなんかを触っても、全く感想が違うっていう話みたいにね。