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続・ベーシックインカムについて考えてみた。お金を与えるより、お金を稼ぐ技術を与えるべきではないかな

ベーシックインカムという権利に対しての義務がない
 
前回はベーシックインカム(以下BI)は最悪の制度じゃないかと書いた。
 
だからと言って僕は別に社会のセーフティネットがいらないと思ってる訳ではない。
 
不意の事故とか病気とか災害とか、本人の力が及ばない理由で生活が困難になる人はいる。
そういう人への救済としてのセーフティネットは必要だと思ってる。
ただそれがBIである必要は一切ないというだけ。
 
ネットでBIについて見てたらこんな記事があった。
 
働く意欲や能力があるかないかに関わりなく、「生きている」という一点、すなわち生存権に直接に根拠づけられた所得保障を実現しようとする。生存権は、人間であれば誰でも「生きる」権利を平等に持っているという点で普遍性がある。
 
自然界の中でということだったら別に良いよ。
でも社会の中でその権利を行使するんであれば、セットになるものがあるよね。
 
義務。
 
BIが導入されたら、確実に一定数何も生産的な活動をせず、ただ生きるだけって人が出てくる。
現在でさえ、ニートとか引きこもりがいるんだから、BIが導入されてそういう人がいなくなるという道理はない。
 
何も生産せず消費するだけの存在を、その社会がコストをかけて存在させる意味ってあるの?ということ。
生存する権利を主張するならば、それに対する義務があるべきで、その義務を全うしなければならない。
生存権に対しての義務が全うできないなら、生存の権利は無いって考えになっても仕方ないんじゃない?
 
ただ「社会からしたら」ってことで、家族や親しい人にとったら価値があるかも知れない。
そういう場合は、その人に価値があると思っている人が本人に代わりに義務を果たせば良い。
そしたら、他の人がとやかく言う話ではなくなる。
 
問題の本質は、問題を解決する為の仕組みが無いこと。決して、生活が苦しいとか、お金がないことそのものではない。
 
今の社会の本当の問題は、義務を果たすのが難しい環境になっているのに加え、義務を果たす能力を身に付けるシステムがないということだと思う。
具体的な例に言い換えると、ブラック企業が増えているということと、ブラック企業を抜け出し転職できるだけの技術や経験が無い人がそれらを身に付けることが出来ないということ。
 
ブラック企業が存在していられるのは、ブラック企業で働く人がいるから。
まかりまちがってブラック企業に入ってしまったとしても、すぐに辞めて違う会社に移ればブラック企業なんか存在していられない。
 
じゃあ何でブラック企業で働き続けるのかっていうと、こういうことだと思う。
 
・他の会社で働く能力がない。
・転職中の生活支援制度が整っていない。
・転職先がちゃんとした会社かどうかが不明(またブラックかも知れない)
・ホワイト企業に勤められるだけの能力や経験がない。
・その能力や経験を身に付けられる場所や機会がない。
・学校や家族でお金とか労働についての教育をしていないので、ブラック企業に入っても社会とはそういうものだと洗脳されている。
・転職に対してネガティブなイメージ
 
だからこの逆になれるようにしたら良い。
 
・転職は当たり前というイメージを作る。
自分に合わない職場からはすぐに脱却して、能力を発揮できる職場に移るのは当たり前という認識を作る。
・学校や家族で、お金や労働についての教育を行う。
・成果を出せるような、能力・技術を身に付けられる場所を作る/増やす。
より実践的で高度な職業訓練校とか。
・技術を身に付けた人への職場の斡旋。
・無職期間の生活支援制度を整える。
すぐにでも失業手当がもらえるようにするとか。
・職業訓練は無料/格安
・企業とのマッチングの精度を上げるシステム。
 
学習できる仕組みを作れば解決するんじゃ?
 
これだけ世の中の変化が早い時代に、新卒で就職してから学習するという習慣や機会が無いってどういうことなの?
例えばプログラミングとか、どういう仕組でPCやスマホが動いてるのか知る機会を作るっていうのは必要ではないのかな。
他にも、世界の国の歴史や政治、文化、宗教、風習を学ぶとか。
ビジネスマナーとかコミュニケーションとかも、学校でも会社でも体系だって教えることはないので、そういうのも学べれば良いと思う。
 
セーフティネットとして、職業訓練とセットで人材派遣もやれば上手く回るんではないかな。
 
失業保険と派遣会社をセットにしたようなシステムで、そこに登録したら学習設備が使えて、学習の成果を出していれば手当てが出るという仕組み。
失業中も生活の不安が無く、スキルアップができて、次の就労先も手配してもらえるという仕組み。
小さい子供がいる人の為には託児施設もセットにしてさ。
 
教師とかカリキュラムは、より成果が高いものにインセンティブを出すようにしたら、質も上がるでしょ。
 
働きたくないでござるタイプは、戸塚ヨットスクールと刑務所を足したような設備に放り込んで、簡単な仕事をさせればいいでしょ。生活は担保されていて、規則正しい生活の中で労働をさせる。
適正によって選択できるように様々な仕事が用意されていて、労働時間をしっかり守ることができるんであれば別に問題はないと思う。
 
そういうことを政治でやればいいじゃん。
 
そもそも行政に必要なことって、国民の生活を守ることでしょ。
 
生きていく力が無い人がいるからって、金をばらまいてどうするんだよ。
そんなの、ますます生きていく力が無くなるだけでしょ。
結果、国が弱体化して国民の生活が悪くなる。
 
だからそもそもの発想がおかしい。
本質はお金が無いことじゃなくて、お金を稼ぐことができないことなのに。
お金を稼ぐ力が無いんであれば、お金を稼げる力を育てる仕組みを作るべき。
 
介護でも電気工でもプログラマーでも接客でも和菓子職人でも大工でも、世の中いろんな仕事はあるんだから、学校卒業してからでも、いつでも新しい道に進める仕組みがあれば、やりたい仕事を見つけやすくなって、働くことは苦行だ、みたいなことにはならないんじゃないかな。
 
もちろんそれと平行してブラック企業の対策はもちろんするべき。
 
大体BIとか、これまでの豊かさに依存した発想でしょ。
昔の人がみんなで努力して、国が全体的に成長したからこそ、今の豊かさがある訳で。
それを所与の物だと考えてるから、BIで金をばら撒けば良いとかいう安易な発想が出てくる。
常にその社会にいる人みんなが努力し続けないと、豊かな社会は維持することができない。
 
ちなみに僕がBIが嫌いなのは、ただでお金貰えるようなことになったら、絶対に堕落するからwww
自信を持って断言できる!
一日中本読んだり漫画読んだり映画見たりアニメ見たり動画見たりするに違いない!!
その生活が出来る環境で、それに抗えるほど僕の精神力は強くない。
そもそもそういう制度がなければ、努力して頑張るしかないからね。
自分で働いたお金で、読んだり見たりする方が価値もあるし、満足度も高いと思う。
 
実はつい最近初めて読んで、感銘を受けたというか、何でこれまで読まなかったのかと思う本があります。

  

学問のすすめ

学問のすすめ

 

 

自己啓発本100冊読むより、これ一冊の方が価値があると思う。

生き方の指針として。
学校の教科書にしても良いレベル。
私立だとそういう学校もあるかも。
現代語訳もある。
日本人ならば一度は読むべき一冊。

  

現代語訳 学問のすすめ (ちくま新書)

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