『君の名は。』感想。非常に完成度は高いけれど、ちょっと物足りない感じ。

試写会にて『君の名は。』見ました。
 


見に行くべきか迷っている人がいましたら、大手を振って勧めるという訳では無いけれど、面白いし見て損では無いという感じです。
 
さて、ここからはネタバレ注意でお願いします。

みんなも日本にもバケーション制度欲しいでしょ?バケーションがあった方が良いと思う3つの理由。

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これを書いてる今現在で、日本を出発して丁度一ヶ月ぐらいです。正確には32日目かな。
 
一ヶ月過ごしてみてなんですが、結構満足してる部分もある訳です。
スペイン語も学校通ってちょっと上達した感もあるし、勉強だけが目的だったら割とこのまま日本帰ってもいいかな、と思えるぐらいの期間です。
学生が休みを利用して外国に行く語学研修って大体3週間4週間ぐらいですし。
まあ僕らはこれから南米に向かうんですけども。
 
何が言いたいかというと日本にもバケーション的な制度があれば、別に仕事を辞めなくても良かったじゃん、てことですよ。
 
例えば仕事が多少大変でも、毎年バケーションがあるなら、わざわざ仕事を辞めなくとも、毎年少しずつエリアを決めて旅行できるってことです。
 
別に旅行に限った話じゃなく、他の趣味に没頭したり、スキルアップの為に勉強したり、まとまった時間があればいろいろできることもあるんじゃないかと思います。
 
そしてそういう楽しい目的があればこそ、普段の仕事にもより集中できるってもんじゃないでしょうか。
 
GWとかお盆とか一応休みはあるとは言え、有給組み合わせても最長で2週間程度だったり、新幹線や飛行機は高いし混んでるし、結婚してたりするとお互いの実家に顔を出さなければいけなかったりと、完全に自由になる休みではなかったりします。
というか僕はそんな期間にわざわざ高い金払って旅行とか絶対イヤですし。
飛行機とか平気で値段が2倍とか3倍違ったりしますからね。
 

仕事の生産性が上がる

 
日本人の労働生産性が低いとか言われてますけど、そりゃ低くもなるでしょ。
ずっと休みなく何十年も働かないといけない中で、生産性を上げようという意識になるはずがない。
 
頑張って働いた分、休みが増えたりするんであれば頑張るというモチベーションに繋がると思いますが、そうじゃなければそうそう頑張んないでしょ。
1年分の仕事が決められていて、それを11ヶ月で終わらせたら残りの1ヶ月は休暇にしても良いとかね。
 
頑張って仕事の効率を上げたら、空いた時間また別の仕事を入れられるとか当たり前ですし。
他人の2倍の仕事をして、給料が同じかちょっと多いぐらいじゃ割に合わないと思いますよね。
 
要は生産性を上げることに対してのメリットがないんですよね。
 

地方創生にもつながる

 
地方創生とかも言ってますが、それも休みを増やしたらある程度は解決できる気がしてます。
スペインとかは多くの人が田舎に別荘を持ってたりするそうです。
バケーションの度にそこで家族と過ごしたりするそうです。
 
地方に移住というのはハードルが高いですが、別荘で一年の間の決まった期間だけ過ごすというのであれば、大分ハードルは下がると思いませんか?
それでその土地が気に入れば、移住すれば良い話で。
 
バケーションでとなれば、地方でも都市部ではなくある程度静かなエリアが選ばれると思います。
そしたら、普通だったらお客さんが来なくて潰れてしまうような個人商店も、その地方ならではの風情があるということで需要が生まれて生き残ることができるかも知れません。
人が生活していればいろんな需要も生まれるので、仕事も増えます。
そこで仕事があって収入を得られるとなれば、そこに移住する人も増えるでしょう。
 
現在の社会の仕組みとか慣習自体が地方を活性化できるものになってないのに、いくら感情に訴えたり、お金をばらまいたりしても効果が出るはずがないです。
 
仕事が忙しくてバケーションなんか現実的ではないと言うのは簡単ですが、何十年も仕事し続けて、盆と正月は配偶者の田舎に挨拶で潰れて、海外旅行なんか数年に1度、1週間程度が精一杯という人生と、毎年長期休暇が取れて田舎や海外でゆっくり家族や友人と過ごしてリフレッシュして、気持ちを新たに仕事に向かえる人生とどっちが良いでしょうか?
しかも後者なら消費が伸びて経済が回るし地方も活性化できるというオマケ付き。
 

観光産業にも有利

 
さらに長期休暇が増えて、今より多くの人が海外に行くようになれば、外から客観的に日本を見て、良い点・悪い点・外国との違いを改めて認識できると思います。
 
それに多くの人が諸外国の文化や言葉を多少でも知ってれば、インバウンドのような観光産業にも有利に働くのではないでしょうか?
 

まとめ

 
という訳でバケーション制度には多くのメリットがありそうです。
企業が自主的にというのはなかなか難しいと思うので、国には一刻も早くバケーションの取得を国民の義務にしてもらいたいところです。

ちょっと旅行に行くのにも会社を辞めなければいけない国日本

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 南米からこんにちは。

 

こっちに着いた当日、空港から町までの移動のバスで一緒になったコロンビア人と少し話をしました。
 
彼はコロンビアの大学を出て、現在アメリカの学校でも勉強しているそうです。
専攻はアカウンティングと言ってました。
 
外国人はアメリカの学校で一年勉強すると働けるようになるそうです。
もうすぐで一年たつので、一旦仕事をしてお金を稼いだら、また学校に戻るみたいなことを言っていました。
 
その時に僕らの話もしました。
 
僕らは今回、勤めてた会社を辞めてグアテマラに来てます。
日本の会社では3ヶ月の休暇なんか取れっこないので、旅行に行くか辞めるかの選択肢しかありません。
これが有給を取って、一ヶ月の旅行というのでも難しいです。
制度的には可能かもしれませんが、周囲の雰囲気や実際の業務を考えると、現実的に実行するのはほぼ不可能だと思います。
その休みの後に会社に戻って、これまで通り仕事をするのは難しいでしょう。
もしかしたら休んだ分の残業を要求されるかもしれないですし、業務上の依頼でも聞いてくれなくなったりする人もでるかも知れません。
産休・育休ですら取りにくい雰囲気がある中で、海外旅行での休暇なんかまず無理です。
 
というような話をしたところ、アメリカなら一年働くと15日だったかな、の休暇が取れるので会社を辞める必要なんか無いということを言われました。
 
多分アメリカの方が、世界のスタンダードなんでしょう。
世界各国の休暇日数をまとめた表なんかみると、欧米諸国は大体アメリカ以上の休暇日数があったような気がします。
 
日本も制度的には有給休暇は発生してるはずですが、慶弔以外で使用するのはためらわれる雰囲気です。
GWやシルバーウィーク、盆と正月などの祝日時の間の平日に有給を使って連休にするというのがギリギリでしょう。
 
他の大勢と同じタイミングで、バカ高い飛行機のチケットを買って、1週間かそこらで飛行機の往復だけで丸2日かけて、正味5日6日あるかないかのセカセカしたスケジュールでまで海外、特にヨーロッパやアメリカに行きたいかって話ですよ。
 
どうせ同じお金かけて旅行するんなら、時間かけてゆっくりしたいと思いませんか?
 
さて日本と海外、どっちの働き方が良いですか?
 
僕は当然後者の方が良いので今この国にいる訳ですwww