僕らの価値観は「好き」を志向する。だって「嫌い」をガマンしても良いことないし

今日も飽きずに引き続き、僕らの世代の価値観について考えたwww
 
約束された「未来」が無いので、「今」に志向がいってると思うわけさ。
 
結局少子化とかも、将来ちゃんと子育てができるかどうか、生活ができるかどうか不安だから起きてる現象でしょ。
少なくとも僕はそういう思いは多少はある。
 
昔の日本て、キャリアについては実は俯瞰的に考えられてた。
定年ていうゴールが明確にあったから、何歳で結婚して、何歳で子供作って家買って、課長になって、部長になって、みたいなレールに乗るための努力をしてた。出世競争とかもそういうことでしょ。本当に仕事が好きかどうかとかは関係なく、キャリアに乗るためだけの努力だけど。
 
今は未来が読めない分、好きでもない仕事に生活の大部分をつぎ込むとか無い。
 
でも逆に好きな仕事だったら、ある程度生活を犠牲にすることも厭わないって人は多いんじゃないかな。
犠牲にするっていうと大げさだけど、周りより休みが少なかったり、労働時間が長くても気にせず受け入れるみたいな。
 
仕事が好きじゃない場合は、私生活の方で充実を図ろうとするよね。
 
つまり、結局のところ現代の人の行動原理って、好きか嫌いかでしかないんじゃないかな。
 
「今」ガマンしたところで「将来」その見返りが保証されるわけでもないので、「嫌い」は選ばず「好き」を選ぶようになる。
 
昔の日本は我慢することが美徳みたいなところがあったみたいだけど、今の世の中じゃ通用しないよね。
 
だからいろんな行動を起こさせる為の考え方として、「嫌い」を極力減らして、「好き」のポジティブな面を最大化させるように、ゲーミフィケーションとかがもてはやされるようになったんじゃないかな。
 
ネットワーク社会っていうのも、要は「好き」なことに直接アクセスできる社会ってことだもんね。

 

日本文化の論点 (ちくま新書)

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