周りに流されて英語を勉強するぐらいなら、中国語や東南アジアの国の言葉を覚える方がいいんじゃない?

昨日の続きを考えてみた。
 
多くの製造業が海外に生産拠点を移したことで、大卒が企業内ピラミッドで一番下になってしまった。
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大卒は管理職の候補として会社に入ったはずなのに、管理する対象がなく、大卒の人員が浮いてしまっている状況。
 
だから大学まで出ておきながら、営業とか販売とか接客とかをやったりすることになる。
そういう専門の教育を受けている訳でもないのに。
管理職としての教育なら受けてるのかっていうとそんなことないけど。
そんなんで生産性が上がる訳もなく、企業の競争力も当然上がらない。
 
そんな世の中の状況で、新しく必要とされるスキルが出てきてる。
 
英語。
 
海外に進出ということは、つまりこういうこと。
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外国とやり取りする訳なので、英語が出来れば海外とのやり取りの担当になれる可能性が出てくる。
そしたら管理職として給料が上がるかもね。
 
多分こんな流れなので、まさに世は空前の英語学習ブーム。
 
猫も杓子も英語の勉強ですよ。
 
 
周囲に流されて英語を勉強してる人は、わざわざ不幸になるルートを選んでいる。
 
その理由は以下。
 
■日本が下請けとして発注している国に英語を使う国なんか無いwww
フィリピンぐらい。
 
英語を勉強したところで、英語を使う国と取引してるのかって話ですよ。
 
日本の企業の下請けとしては、中国、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアとかその辺が多い。
そしたら人口の多さと取引の量から考えたら、まず何語を勉強するかというと中国語じゃない?
インドネシアも経済が発展してきてて、今から勉強するならインドネシア語が狙い目かも。
少なくとも英語ではない。
 
インドネシア人と取引する時に、英語で話すより拙くてもインドネシア語が話せる方がよっぽど信頼関係を築ける。
特に現地の人を雇用する場合、彼・彼女らが英語を話せるとは限らないし。
そしたら現地の言葉が出来た方がいいでしょ。
 
次の理由。
 
■日本人の英語レベルより、下請けとして発注してる国の人の日本語・英語のレベルの方が高い。つまり日本人が英語を勉強する必要がない。
 
東南アジアとかの人は、日本人みたいにぬるま湯に使っていない。
外国語が出来る出来ないで、生活が天と地ほど変わってくるから死に物狂い。
僕がアニメ業界で見た外国人は優秀な人が多かった。
少なくとも、かなり多くの割合の人が日本語ペラペラ。
多分他の業界に行っても同じだと思う。
つまり、外国で現地管理者としてだったら、現地の人間を日本で教育してから国に戻す方が、現地の言葉が怪しい日本人よりよっぽど良い。
中途半端にしか出来ないなら、いっそのこと一切外国語はやらずに別のスキルを磨くのに時間を割いた方が得策かも。
 
次に最後の理由。
 
■英語が話せる人は多いので、希少性が下がり結局価値が低くなっている。
 
周囲が勉強してるからって、慌てて英語をやるようなのは、結局周りが大学行くからって大学行って、自分の価値を毀損してるのと同じ構造。
それよりは周りが英語を勉強してるのを尻目に、ベトナム語とかインドネシア語でもやった方がいいんじゃないかということ。
英語ができる人間は掃いて捨てるほどいるけど、まだ日本人で東南アジアの言語ができる人は少ない。
東南アジアの国々が発展してきてる今こそ狙い目だと思う。
 
 
とか言いながら、英語はやっぱりある程度は勉強しとくべき。英語はなんだかんだで役に立つ。
 
僕は英語を勉強しつつ、スペイン語も少しやってる。
中国語もほんの少しだけどかじったことがある。
 
これらの言語を勉強するときに英語が少しでも出来るとすごい便利だと思った。
 
ちなみに何でスペイン語勉強してるかっていうと、スペインが好きだから。
国の雰囲気が好きなんよ。国民性も明るいし、気候もカラッとしてて過ごしやすかったし。
もちろんそれだけじゃなくて、スペイン語はブラジルを除く南米でも話されているので、何か役に立つのではという打算もある。
 
で、スペイン語を勉強した時、英語と同じラテン語派生の言語ということで、文法が近かったり似てる単語があったりと、まったくのゼロからスペイン語を学ぶより、多少でも英語の下地があったので勉強がしやすかった。
発音も母音が日本語と同じなので発音しやすいし。巻き舌はあるけどできなくても通じるwww向こうの人は多少聞き辛いんだと思うけどwww
 
中国語も、文法が英語に近いので、英語的な思考に慣れてる方が上達は早いと思う。
日本人は漢字も使うので、漢字を改めて覚える必要はないし、中国語は勉強しやすい言語だと思う。
 
要は、英語はいろんな外国語の下地にできる可能性があるので、勉強しておいて損ではないってこと。
 
とは言え、英語をある程度上達させるだけの勉強をするなら、中国語や東南アジアのどっかの国の言葉を覚えた方が仕事で使えるし、給料にも反映しやすいんじゃない?とは思う。
 
特に中国語は実は結構使えるんじゃないかと思う。
世界中どこにでも中華街あるし。
中国語が出来れば、世界中の中華街で買い物したり仕事を斡旋してもらったり、何とかなりそうな気がする。
 
英語と中国語ができれば、世界のどこででも生きていけるんじゃないかな。
 
つまり、目的も無く英語を勉強するぐらいだったら、他のアジア諸国の言語を勉強した方が良いのではないかという話。

  

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